ぶらり散歩、気になるスポット探訪、見聞録

ぶらり探訪 GNH358

蕎麦

更科蕎麦(さらしなそば):江戸三大蕎麦

更新日:

麻布十番に、信州更科蕎麦所 布屋太兵衛として、1789年(寛政元年)に創業して以来、
江戸蕎麦御三家として代々受け継がれてきた「更科蕎麦」。

『江戸買物独案内 飲食之部』-1824年(文政7年)-に、
名物そば屋(御前蕎麦処)18軒として挙げられているという、
まさに将軍家御用達の繁昌蕎麦屋であったようです。
出典:Wikiwand

日本の蕎麦・蕎麦切りの歴史はこちら
蕎麦~江戸蕎麦文化の発祥
御三家についてはこちら
江戸蕎麦三大系譜~藪、更科、砂場

更科堀井(さらしなほりい)

【更科堀井】所在地は、東京都港区元麻布三丁目11番4号。

更科堀井のそば:さらしなそば、もり、太打ちそば、季節のかわりそば(1月4日~8日桜海老切~12月22日かぼちゃ切まで年22種)。

つゆ:「もりそば」にきりっと締まった「辛口」つゆ、「さらしな」にあたりの柔らかな「甘口」つゆが合うと案内されていますが、
もちろんお好みで利用できます。

参考:総本家更科堀井

更科堀井:屋号の変遷

更科堀井の初代:布屋太兵衛(本名=堀井清右衛門)が麻布永坂高稲荷下に
創業した時の屋号は「信州更科蕎麦所 布屋太兵衛」。
創業1789年(寛政元年)、1941年(昭和16年)に廃業。

その後、1949年(昭和24年)に「麻布永坂更科 総本店」として伝統の暖簾が再開。
堀井松之助(現 更科堀井の七代目)夫妻、
麻布十番商店街小林玩具店の小林勇(現「永坂更科 布屋太兵衛」の初代)、
麻布十番商店街の組合長木村政吉によります。

信州更科 布屋総本店」1984年(昭和59年)12月。
八代目堀井良造は大学を卒業後、現在の「永坂更科 布屋太兵衛」に入社し、24年勤務の後に現在地に開店しました。

更科堀井」と改称。1985年(昭和60年)。
店名の「布屋」使用について、使用権を巡って裁判となり、
地元の人達が「堀井の更科」と呼んでいたのが改称のヒントとなったと言われています。

信州更科蕎麦所時代の分店・支店:開店と閉店

神田錦町:布屋丈太郎神田錦町分店-1869年(明治2年)開店~現在も営業中。
深川佐賀町:麻布永坂更科支店 布屋善次郎-1899年(明治32年)開店~さらしなの里として現在も営業中。

日本橋三代町(現・日本橋兜町):1902年(明治35年)開店-後に有楽町更科として移転-
牛込神楽坂:麻布永坂 牛込通寺町支店-1912年(明治45年)開店。
芝二本榎西町:芝二本榎西町支店-明治後期に開店。
下谷池の端:下谷池の端仲町分店-大正時代に開店。
※以上の各支店は、1941年(昭和16年) 廃業に追い込まれた本店とともに廃業した模様。

麹町区有楽町:日本橋三代町の店を有楽町更科として移転。1922年(大正11年)~1994年(平成6年)閉店。

現在の店舗

【更科堀井】
麻布十番本店:東京都港区元麻布3-11-4
立川店:東京都立川市曙町伊勢丹立川店8Fレストラン街

【神田錦町 更科】
東京都千代田区神田錦町3-14

神田錦町更科の創業は麻布永坂更科・布屋太兵衛のいとこであった初代堀井丈太郎が本店の妹かねと結婚し、神田の土地に麻布永坂更科分店、布屋丈太郎ののれんを明治の初め頃にかかげたのが最初であったと言われております。二代目亀雄は当時、数少なくなっていた手打ち蕎麦の名人として多くの老舗の蕎麦屋の主人の人達に手打の技術を広め又本店の姉寿々を嫁にする事により更科一門の中でも重要な立場をしめておりました。三代目松太郎は幼少の頃内海桂子(漫才協会会長)を子守として育った更科のサラブレットでした。
出典:木鉢会

※2016年(平成28年) – 現在、四代目布屋丈太郎(堀井市朗)と五代目布屋丈太郎(堀井雄太朗)の二人で「神田錦町更科」を守っている。
出典:Wikipedia

【さらしなの里】
東京都中央区築地三丁目3番9号

明治32年、麻布永坂更科(現・更科堀井)で15年間の修行を終えた初代・赤塚善次郎が、深川で開業。明治45年に神楽坂に移転し「永坂更科牛込支店」となるが戦争のため閉店。昭和42年、築地に移転し 「築地 さらしなの里」 として商売を再開、平成15年5月に現店舗に移転。現在4代目が後を継ぎ、商売を続けておます。
石臼で自家製粉したそば粉を用いた「手打ちそば」、上品な香りと舌触りが特徴の 「さらしなそば」 、季節の素材を打ち込んだ「変わりそば」、毎日三種類のおそばをご用意し、皆様のお越しをお待ち申し上げております。
毎日築地市場より新鮮な素材を仕入れ、季節感あるメニュー作りを心掛けています。
出典:木鉢会

【布垣更科】

東京都品川区南大井3-18-8

昭和三十八年五月有楽町更科次男、伊島恒次郎が現在地に開業。
御前粉(更科粉)の特徴を十分に知りつくして作った御前更科そば、布屋のお家芸の変りそばの数々、一年に三回だけ作る節句そば
3月3日 桃の節句、5月5日 端午の節句、9月9日 重陽の節句)は色・味・香りを楽しむ変りそばの粋を感じられるものと自負しております。
また、新鮮な蕎麦の実の適度な水分、甘味を生かす為、自家製粉、手打ちにて営業しております。
辛汁は、甘味、醤油、鰹節の味が表に出無いように作っております。

出典:木鉢会

※「布垣更科」で修業後開店
さかい(神奈川県大和市南林間1-3-7 遠藤ビル 1F)【創業2013年(平成25年)12月9日】

麻布永坂 更科本店(あざぶながさか さらしなほんてん)

【麻布永坂更科本店】創業1950年(昭和25年)。所在地は、東京都港区麻布十番一丁目2番7号。
「更科堀井」一門とは別の経営。

麻布永坂 更科本店のそば:御膳そば、らんぎり、茶そば。

麻布永坂 更科本店:屋号の変遷

屋号:麻布十番一の橋の料理屋馬場繁太郎が、そば屋「永坂更科製麺部新開亭」を開業:1947年(昭和23年)。翌年、麻布十番界隈に「麻布永坂更科本店」を開店。
※七代目堀井松之助と馬場繁太郎との間で、「永坂更科」の商号の使用に関して公正証書による契約を締結したことによる開店とされている。

後年、店名に関する裁判になりましたが、承諾書の存在があることから、表記を「麻布永坂 更科本店」、「永坂」と「更科」の間を離すことで和解が成立しました。

現在の店舗

【麻布永坂 更科本店】東京都港区麻布十番一丁目2番7号

【麻布永坂 更科本店 都庁議会棟店】東京都新宿区西新宿2-8-1 東京都庁 都民広場 B1F

参考:麻布永坂 更科本店

 

永坂更科 布屋太兵衛(ながさかさらしな ぬのやたへえ)

永坂更科 布屋太兵衛:創業1959年(昭和34年)。更科堀井一門とは別の経営。

永坂更科 布屋太兵衛のそば:生粉打そば、御前そば、太兵衛そば
こだわりのつゆ:毎日職人たちが作る、あま汁とから汁。自分の好みでブレンドする食べ方も提案されています。

店舗一覧

【東京都】
麻布総本店 – 港区麻布十番一丁目
新宿地下鉄ビル店 – 新宿区西新宿一丁目
渋谷東急本店 – 渋谷区道玄坂二丁目
錦糸町店(アルカキット内) – 墨田区錦糸町二丁目
池袋東武店 – 豊島区西池袋一丁目
東京大丸店 – 千代田区丸の内一丁目
【神奈川県】
横浜ランドマーク店 – 横浜市西区みなとみらい二丁目
上大岡京急店 – 横浜市港南区上大岡西一丁目
横浜高島屋店 – 横浜市西区南幸一丁目
たまプラーザ東急店 – 横浜市青葉区美しが丘
新横浜店 – 横浜市港北区新横浜二丁目
シァル鶴見店 – 横浜市鶴見区鶴見中央
【千葉県】
船橋東武店 – 船橋市本町七丁目
千葉そごう店 – 千葉市中央区新町
成田空港 第1ターミナル店-成田市三里塚字御料牧場1-1第1PTB中央ビル新館4階
【埼玉県】
浦和パルコ店 – さいたま市浦和区東高砂町
大宮そごう店 – さいたま市大宮区桜木町一丁目
【栃木県】
宇都宮東武店 – 宇都宮市宮園町
【茨城県】
水戸京成店 – 水戸市泉町一丁目
【北海道】
札幌大丸店 – 札幌市中央区北5条西4丁目
【広島県】
広島福屋店 – 広島市中区胡町
【福岡県】
JR博多シティ店 – 福岡市博多区博多駅中央街
小倉居井筒屋店 – 北九州市小倉北区古船場町
【大分県】
大分トキハ店 – 大分市府内町

『更科蕎麦(さらしなそば):江戸三大蕎麦 ぶらり探訪GNH358』
初稿:2018年5月24日
最新更新日:2018年10月26日

出典:永坂更科 布屋太兵衛

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