ぶらり散歩、気になるスポット探訪、見聞録

ぶらり探訪 GNH358

蕎麦

じゆうさん-東長崎:粋な蕎麦前と蕎麦の香りや味を愉しむ蕎麦屋時間

更新日:


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「石臼挽きせいろ」 端正な十割蕎麦


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「手挽き田舎せいろ」 長野県黒姫産

「石臼挽きせいろ」とは違う力強さを感じます。
つゆなしで、塩で、つゆをつけて・・・それぞれ楽しめます。
手挽きなので、そば粉の調合が毎日微妙に異なるとか。まさに蕎麦職人の技です。

【東長崎駅・新江古田駅/そば】「手打蕎麦 じゆうさん」:店主座右の銘は  “そばを打つ 自分を打つ”

「長寿庵」の暖簾から、自分流の「じゆうさん」へ

店主は、名店「竹やぶ」で5年間修業経験を持つ、この店の三代目。

昭和7年に創業以来から先代まで続いた店名は“長寿庵”。
西武池袋線東長崎駅界隈まで出前もする地域密着型のお蕎麦屋さんでした。

竹やぶとは、藪蕎麦御三家といわれる池之端藪蕎麦出身、
練馬田中屋で修業した阿部孝雄が昭和41年千葉県柏に創業した店。

*竹やぶ 竹やぶ:新しい蕎麦職人の領域を創造した阿部孝雄の系譜
*練馬田中屋 練馬田中屋:伝説の名店創業者 田中國安の偉業

店名は、店の前の「目白通り」が、
開通当時は、道幅の広さから「十三間道路」(じゅうさんげんどうろ)
と呼ばれていたことに由来しています。

2005年(平成15年)、
30席あった町蕎麦から、カウンター・テーブル・小上がりの座卓のゆったりとした空間を持つ『じゆうさん』に看板替えしました。

蕎麦屋を空間芸術化し、プレゼンテーション的な蕎麦料理を確立した阿部孝雄の『竹やぶ』は、訪れる人を清閑な世界へと誘う、まさに手作りの”庵”。

竹やぶでの修業で、“蕎麦打ち”だけではなく、“もてなし”や“店づくり”も生かした店に改造しました。

17席のゆったりとしたレイアウトで、
「宵の口、琥珀色の灯りに照らされた店内は魅惑的な空間で、ついつい酒をついつい酒を誘われてしまう。」と評されながらも、家庭的な雰囲気を持ち続けています。

ただし、手打ち蕎麦屋の黎明期であり、
開店後1年間は、2代続いた「長寿庵」の馴染み客に受け入れてもらうことが出来ず、
新しい常連客が付くまでは、苦難の道が待っていたそうです。

しかし、わずかながらもついてきてくれた常連さんに支えられ、
様々な試み、気付きによって、蕎麦職人の技の磨きをかけていきました。

「それから様々なトライをしてきました。暇な時間がよい勉強になりました。」(店主談)
「おいしいさを安定させる工夫は色々ある」(店主談)

出典:DIAMOND online>こだわりの蕎麦屋めぐり>新江古田「じゅうさん」

『手打ち蕎麦 じゆうさん』 夜間の店頭、懐かしい光景。
(撮影日=2013年12月20日)

全国から蕎麦通が訪れるほどの評価を得ている“手挽き田舎せいろ”

「自分が本当に好きだと思うもの、自分が望むものを表現する」ことに気付き、蕎麦打ちを楽しむようになると、
新たな常連客が生まれてきました。

開店してから1年。

食関係には影響の大きい雑誌の取材が入り、紹介されたのをきっかけとして
自称他称の蕎麦通の訪問を受けるようになり、

間もなく、喉越しの良い、野趣に富んだ、“手挽き田舎せいろ” を手繰りに
全国から蕎麦通が訪れるほどの評価を得るようになりました。

竹やぶの後輩が、
同じ西武沿線の練馬区内で独立開業する話が伝わって来た時に
店で聞いた三代目のコメントは奥が深いものでした。

「教えられたことは誰でも出来るようになります。
それを如何にして自分のモノにするかが難しいんですよ。」

三十代半ばにしてこの境地に達していたとは、
自らの経験が言わせているのでしょうか。

座右の銘 「そばを打つ 自分を打つ」

“そばを打つ 自分を打つ”とは、店主の座右の銘。
師匠阿部孝雄のありがたい言葉だとか。

季節限定の蕎麦※平日限定、10日間限定などの「もてなしメニュー」

2018年8月 梅氷の冷やかけそば
2018年5月 レタスとトマトの冷製かき玉そば
2017年8月 琥珀トマトそば
2016年6月 レタスとトマトの冷たいかき玉そば
2015年9月 なごり梅おろし、佐渡産 養生もずくそば
2015年6月 無農薬レタスとトマトのつめたいかき玉そば
2014年6月 ひやかけかき玉そば

『手打ち蕎麦 じゆうさん』蕎麦前


『手打ち蕎麦 じゆうさん』エビス生ビール/お通し/そばの実とろろ
(撮影日=2014年12月27日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「いいこと あると いいね」
(撮影日=2014年2月13日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「阿部勘 純吟 “蔵の華” 温燗」(宮城・阿部勘酒造)
(撮影日=2014年2月13日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「鷹勇山廃(タカイサミヤマハイ)冷酒」(鳥取・大谷酒造)
(撮影日=2014年2月13日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「喜久酔 特別純米」(静岡・青島酒造)
(撮影日=2015年3月31日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「真稜 大吟醸」(新潟・逸見酒造)
(撮影日=2015年3月31日)

『手打ち蕎麦 じゆうさん』あて(酒肴)


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「玉子焼き」一人前
黄身の味の強くない卵を選び、蕎麦の出汁を加え、油の香りが薄い太白ごま油で焼いた逸品。
(撮影日=2015年3月31日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「ぼうにしん」
(撮影日=2015年3月31日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』本日のおすすめ 肴 「そばの実とろろ」
(撮影日=2014年12月27日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「荒挽きそばがき」」
蕎麦切りよりも香りが立っていて、肴にお薦めです。
(撮影日=2014年12月27日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「天せいろ 天先」
(撮影日=2014年12月27日当時のメニュー:天ぷらは二代目が担当していました)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「生ゆばと豆腐」
つややかで、柔らかな食感がたまりません。
醤油は極々少量で味わうと、それぞれの持つ風味が引き立ちます。
(撮影日=2014年12月27日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「にしんと椎茸煮」
ほのかな甘みが絶妙。にしんにも椎茸にも昆布にも、丁寧な仕事を感じます。
(撮影日=2013年12月20日)

 

『手打ち蕎麦 じゆうさん』せいろ・田舎せいろ

そば粉は当日使う分だけを店内の石臼を使って手挽き、粉の状態によって打ち方や細さを変えるため、そば粉次第でその日の蕎麦が決まります。

玄そばは、長野・安曇野、山形・大石田来迎寺在来種、群馬・赤城野良蕎麦、群馬・黒保根という各産地のものが順番に使われています。


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「せいろ」
(撮影日=2015年3月31日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「手挽き田舎せいろ」
(撮影日=2014年12月27日)

『手打ち蕎麦 じゆうさん』「十割石臼挽きせいろ」群馬県赤城産
細打ちの美しさは感動もの。
(撮影日=2013年12月20日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「十割石臼挽きせいろ」群馬県赤城産
そばを手繰り、香りを嗜む、至福感がたまりません。
(撮影日=2013年12月20日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「手挽き田舎せいろ」長野県黒姫産
「石臼挽きせいろ」とは違う力強さを感じます。
つゆなしで、塩で、つゆをつけて・・・それぞれ楽しめます。
手挽きなので、そば粉の調合が毎日微妙に異なるとか。まさに蕎麦職人の技です。
(撮影日=2013年12月20日)

蕎麦殻の釉薬で飾られた器


『手打ち蕎麦 じゆうさん』お通し
(撮影日=2015年3月31日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』せいろの薬味
(撮影日=2015年3月31日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』蕎麦湯
(撮影日=2014年12月27日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』 生ゆばと豆腐
(撮影日=2014年2月13日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』そば茶
(撮影日=2013年12月20日)

『手打ち蕎麦 じゆうさん』魅惑的な空間


『手打ち蕎麦 じゆうさん』 店内奥には、蕎麦打ち場がオープンになっています
(撮影日=2014年2月13日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』 掘りごたつ式の座敷から店内を眺めました
(撮影日=2014年2月13日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』 テーブル席
(撮影日=2014年2月13日)

 

『手打ち蕎麦 じゆうさん』 乗鞍の石臼
(撮影日=2013年12月20日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』風情を感じる照明
(撮影日=2014年2月13日)

 

『手打ち蕎麦 じゆうさん』外観


『手打ち蕎麦 じゆうさん』目白通り(旧:十三間通り)に面しています。
(撮影日=2015年3月31日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』外観:夜
(撮影日=2013年12月20日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』外観:夜
(撮影日=2013年12月20日)

 

『お品書き』(税込価格)※2018年9月現在

■酒肴
とうふ(自家製ゆば付)¥600
ぜんまい¥650
ぼうにしん(昆布付)¥1,100
昆布煮¥400
板わさ¥800
そばの実とろろ¥650
玉子焼き二人前から 一人前¥600
荒挽きそばがき¥1,300
焼きみそ¥650
たたき海苔¥600
とうふ味噌づけ¥500
くじら梅和え¥750
鴨ロース¥1,400
いろいろきのこおひたし¥650

■そば
せいろ¥900
田舎そば¥1,1100
せいろ二枚盛り¥1,700
汁なし追加そば¥700
とろろそば¥1,300
かけそば¥900
自家製おあげそば¥1300
にしんそば¥1,800

■甘味
水あずき¥500

【番外編】『手打ち蕎麦 じゆうさん』平成26年(2014年)年越し蕎麦※数量限定予約制


『手打ち蕎麦 じゆうさん』 年越し蕎麦 手提げ袋
(撮影日=2014年12月31日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』 年越し蕎麦 1折
(撮影日=2014年12月31日)

箱の上には店主の手書きメッセージが添えられていました。

 

おいしいそばのゆで方

用意するもの

○ナベ
○菜箸
○ボウル×2
○あげざる
○板のようなもの(ダンボールや下じきでもよい)

1、お湯を沸かし、2つのボウルに水をはる。
2、そばを板にのせ、軽くほぐし沸騰した鍋の中へ入れます。
3、対流を利用してそばを泳がせたら、箸で軽くまぜます。
(注 無理に力を入れると切れます)
4、つまんで耳たぶ位のかたさであげます。
ザルであげて、ボウルで洗います。
もう一つボウルで再度洗います。
5、水をきって器に盛りお召し上がりください。

よい年をお迎えください。じゆうさん 店主

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「年越し蕎麦 1折2人前」
(撮影日=2014年12月31日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「年越し蕎麦 生そば」※皿は店とは無関係
(撮影日=2014年12月31日)

 


『手打ち蕎麦 じゆうさん』「年越し蕎麦 ほうにしん 昆布つき」
(撮影日=2014年12月31日)

 

【お店データ】東長崎・新江古田『手打ち蕎麦 じゆうさん』

*交通=都営地下鉄大江戸線 新江古田駅 徒歩5分
>西武池袋線 東長崎駅南口徒歩8分 江古田駅南口 徒歩14分
>西武新宿線 新井薬師前駅バス6分「江原中野通」下車徒歩1分
*所在地=中野区江原町3-1-4
*TEL=03-3951-3397
*営業時間=[火~金]11:30~14:30、(L.O.14:00)/17:30~20:30(L.O.20:00)
>[土]11:30~14:30(L.O.)/17:30~20:00(L.O.)
>[日]11:30~17:00(L.O.16:30)
・閉店はラストオーダーの30分後
・蕎麦売り切れによる、早じまいあり。要電話確認。
*定休日=月曜日(祝日は営業)・月1回連休あり
*支払い方法=カード利用不可
*席数=17席(カウンター4席、テーブル8席、掘りごたつ式座敷5席)
*完全禁煙
*駐車場=なし(近隣にコインパーキングあり )
*4歳未満のお子様はご遠慮ください。

 

 

『じゆうさん-東長崎:そばを打つ自分を打つ 蕎麦屋時間を愉しめる店“』
出典:DIAMOND onkine>こだわりの蕎麦屋めぐり>新江古田「じゅうさん」
参照:竹やぶ 竹やぶ:新しい蕎麦職人の領域を創造した阿部孝雄の系譜
>竹やぶの系譜>玉笑(たまわらい)
玉笑(たまわらい)-明治神宮前:蕎麦作りへの情熱が生む粗挽きせいろ
初稿:2013年12月21日
最新更新日:2018年11月14日

 

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